2025/07/17

Taiwan Today

文化・社会

第12回ライセンシングジャパンに台湾発の人気キャラクター10作品

2022/06/30
第12回ライセンシングジャパン<キャラクター&ブランド活用展>の台湾パビリオン遠隔出展コーナー。文化内容策進院(台湾クリエイティブコンテンツエージェンシー、略称TAICCA)が厳選した台湾発の人気キャラクター10作品が日本市場の開拓を目指す。(TAICCAフェイスブックより)
日本最大のコンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京 2022」が6月29日から7月1日まで東京ビッグサイトで行われている。この総合展を構成する見本市の一つ、第12回ライセンシングジャパン<キャラクター&ブランド活用展>の台湾パビリオンに、文化内容策進院(台湾クリエイティブコンテンツエージェンシー、略称TAICCA)が厳選した台湾発の人気キャラクター10作品が遠隔出展されている。TAICCAは「コンテンツ東京2022」を構成するもう一つの見本市、第8回先端デジタル・テクノロジー展にも最先端テクノロジーと文化コンテンツを融合させた作品を出展しており、潜在的な商機の掘り起こしに期待を寄せている。
 
「コンテンツ東京2022」は世界のライセンサー、メーカー、小売り、ライセンシング・エージェントなどを対象にした総合見本市で、主にメディア、エンターテインメント、広告代理店、営業部門の関係者が参観する。この総合見本市を構成する見本市の一つであるライセンシングジャパンは日本最大のライセンシング専門のマーケットであり、世界をリードするライセンシング作品マーケットの一つでもある。今年は世界的に出入国管理が緩和されていることもあり、主催側では3万人以上の参観を見込んでいる。
 
今年の台湾パビリオンのテーマは「台湾コンテンツアイランド(Taiwan Content Island)」だ。TAICCAと台湾角色品牌授権協会(台湾キャラクターライセンシング協会)が協力し、テレビアニメ 『鉄腕アトム』の制作を手掛けた株式会社アニメインターナショナルカンパニー(AIC)元代表取締役の三浦亨氏、『パーフェクトブルー』制作プロデューサーの井上博明氏、株式会社サンリオファーイースト代表取締役社長の東山靖氏、雑誌『映画秘宝』編集長の高橋信之氏ら日本のメディアプロデューサーに審査を依頼し、厳選した台湾発のキャラクター10作品をメインに出展している。
 
そのキャラクター10作品とは、バウンス(BOUNCE)、レイジー・マル(LAZY MARU)、リトルイエロー・スタジー(little yellow studio)、ミミ(MiMi)、リトとルー(MYDEERDOG))、動物刑事ダックビル(Duckbill)、もちにゃん(majimeow)、クロロ宇宙探検隊(Kuroro Space Cat)、ルササ(LUSASA)、タイワニマル(TAIWANIMAL)。
 
TAICCAの李明哲院長によると、昨年の出展では、多くの台湾企業が日本のエージェンシーとライセンシング契約や著作権代理契約を結んだり、あるいはアニメーション企業からの投資を得るなど、さまざまなビジネスに結びついた。TAICCAはこの台日IP協力のブームに乗じて、今年年初に日本の千葉テレビ放送と協力し、台湾発のキャラクターやアニメーションをテーマにした特別番組を放送した。
 
TAICCAはまた、台湾の漫画コンテンツを日本の読者に紹介するサイト「Taiwan Comic City」を開設し、日本語翻訳した漫画の試し読みができるようにしている。これにより、台湾の文化コンテンツ業者の日本市場開拓を助けると共に、一回限りの出展に終わらせるのではなく、全面的に日本進出をサポートできるようにしている。
 
●台湾パビリオン「台湾コンテンツアイランド」公式サイト
https://taiwancharacter.taicca.tw/
●TAICCA出展作品プロモーション動画
https://bit.ly/3a67Cit
●2022年TAICCA出展10作品日本語パンフレット
https://bit.ly/3bpfN9X
 

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